◆9番(
松浦昇議員) はい。議員の
期末手当の問題が、県内ではどのような状況にあるのか。職員は大体
人勧どおりの
引き上げがあったように聞いとるわけですが、
特別職と議員の
期末手当については、庄原市を除くすべての市町村が実施したように私は把握しておるんですが、これが実施されなかった理由。県内の状況も私の把握なんで、市長はどのように把握されとるのか。それから、庄原市がしなかった理由。
特別職と議員には、
期末手当の
引き上げを0.15%しとらんわけですが、これの理由。それから、
特別職でしなかったために財源が浮いた金額はどれぐらいなのか。あわせて、議員の浮いた金額もどれぐらいなのかについて
お答えをいただきたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 答弁。
財政課長。
◎
西田英司財政課長 それでは、まず第1点目、今後の
財政運営、今後の
補正予算等の
見込み等について
お答えをしたいと思います。今後、見込まれる
補正の内容といたしましては、基本的には、各
事業の
精算見込みという形が主になろうかというふうに思っております。そうした中で、どの程度の
不用額が出てくるのかによりまして、
収支決算を見通していかなければならないということでございまして、通年でございましたら、
不用額が2億円、3億円程度は見込めるのかなというふうな感じで思っておるとこでございます。ただ、先般、雪も降っておりますので、今後の
降雪状況等によりましては、新たな経費の
追加補正ということも考えなければならないのかなというふうに思っております。それから、国の
経済対策に関してのご質問がございましたけれども、政府の方では、現在、
補正予算含めた調整をされておるようでございます。議員おっしゃいましたように、その中身につきましては、
商品券の問題、
農業関係の問題、また、
燃料費の補助ということも、
新聞報道によりますと、記載をしてございますので、これから各
担当課の方で、国の
補正の動向を見極めた
情報収集に当たりまして、国の
補正予算が、年明けですかね成立するのが、それに向けまして、市といたしましても、活用できる
事業、
補助事業等々、
情報収集に努めて、またこちらの
補正予算の検討ということも必要であろうというふうに考えております。
○
竹内光義議長 答弁。
総務課長。
◎
大原直樹総務課長 今回の人勧に伴います
特別職の
期末手当の
引き上げですが、これについては、現段階で、詳細の資料を持ってまいっておりませんが、府中市は3
月議会に見送られたというお話でございますので、県下の場合、県内14市、
特別職、
議会議員の期末勤勉につきましては、どちらも職員に準じて改正するという、これまでの取り組みがありましたので、12
月議会で取り組みました市につきましては、同等の改正を行っておると思われます。正確には、そこまでの状況確認しておりませんので、ご理解いただきたいと思います。それと、市長以下、
特別職につきましての
期末手当を見送ったという理由をお尋ねでございますが、本市の情勢を踏まえまして、見送りをさせていただいたものであります。それから、金額の問題ですが、
特別職を
引き上げた場合は、市長以下、
教育長までですと、49万6,000円余り。議会の議員の場合は、114万8,000円余りという状況でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 松浦議員。
◆9番(
松浦昇議員)
財政運営についてですが、
不用額が2、3億と言われたんですが、先般のもう1本の
追加補正では、
グリーンケミカルへの
返還金が2億約4,000万ぐらいなんですが、これは一応
特定財源で上げて、年内に入らん場合には、
一般財源で充当するというのが
執行者の考えであったわけで、もし議会がそのようにしとったら、その分だけの余裕があるという把握をされた結果の対応であったんではないかと思います。そういう点でも、議会の姿勢は
一般財源でということなんで、どのぐらいここら辺を把握されるかわかりませんが、2、3年と比べてみて、ひどく大きな状況はないと思うんですが、7億円ぐらいの状況が出るんではないかと思うんですが、もう一遍、答弁をいただきたいと思います。それから、
政府予算との関連で、積極的に、まだ
新聞報道で
予算化もされたわけではありませんから、国会で、あれだけ新聞が書くわけですから、与党が3分の2を占めていますから、大体そのとおりになると思うんで、早めに市内の状況、非常に不景気で、
商店街やなんかは大変なんです。それから
高齢者においても、円安によるもろもろの物が値上がりをし、年金は引き下げられ、
プラスになることはありません。
生活保護費にしても切り下げられてきています。そういう状況も
十分市内の市民の状況を把握されて、検討を強く求めておきます。それから、
特別職と議員の問題なんですが、このぐらいの金額なら、ひどく財政にも影響を与えるような金額ではありません。本市の状況というんですか、やるならやる、やめるならやめるなりの具体的な説明をして、市民の理解を求めることが私は必要だと思うんですね。もし、この場で論戦が行われなければ、市民の人はだれも知らずに、
特別職と議員が他の市とは違った対応をしたということは伝わらんわけです。いいことも悪いことも市民に明らかにして、いいか悪いかを最終的にはこの議会で決めるわけですから、そういう対応が私はいったんではないかという
気持ちがあったんで、具体的な理由は何なのかということを聞いておるわけです。3点について、もう1回、これで終わりますから、答弁をいただきたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 答弁。
財政課長。
◎
西田英司財政課長 まず、1点目の今後の
財政運営について
お答えをしたいと思いますけれども、平成25年度、平成24年度決算では、収入と支出の差額であります
実質収支が、7億円程度出ております。これにつきましては、種々の要因がございますけれども、
歳入面にありましては、
特別交付税、これが
予算計上額に対してどの程度入ってくるのかによりまして、ここの
実質収支額が大きく変わってまいります。現時点では、
特別交付税が予算以上にふえるということがわかりません。実際に
交付決定にならないと、3月になってみないとわからない部分もございますので、先ほどは、通常の
不用額といいますか、
予算計上額の
歳出側の
不用額の方の話で、2億円から3億円程度ということで申し上げました。これから、2点目の国の政府の予算の関連もありますが、今度出されてまいります
経済対策の状況によって、また、その中身によっては、今計上している
一般財源に、国の
補正予算に係るもので、
特定財源に充てることができて、
一般財源が浮くような場合もございますので、総合的な区分で、今後は
収支バランスが変わってこようかなというふうに思っております。それから2点目の、国の
経済対策が
新聞報道になされていることに対して、市として、どういうふうに対応するのかでございますけれども、地域の
経済情勢等々を把握しながら、国の情報をまず十分に確認して、庄原市として、どういった
事業が活用できるのか、どういった
事業をすべきなのか、そういったものを
情報収集する中で、今後検討をしてまいりたいと思っております。市として、実施できるものについては、積極的に対応を図っていかなければならないというふうに考えております。
○
竹内光義議長 答弁。
総務課長。
◎
大原直樹総務課長 先ほどの
特別職、
市議会議員の
期末手当の改正につきましては、
特別職につきましては、市長が現庄原市の状況を踏まえまして、そうした判断をいたしたものであります。なお、そうした点について、我々も
マスコミ等取材を受ける中で、職員の
給与改定にあわせまして、そのことは
マスコミへもお話はさせていただいておるわけですが、残念ながら記事になってないということでご理解をいただきたいと思います。
○
竹内光義議長 松浦議員。
◆9番(
松浦昇議員)
財政課に聞いてみますと、特交も12月と3月に入るわけですが、12月に1億円
プラスで入っておるという状況で、
災害復旧等の問題もあるかもわかりませんが、やっぱり
財政状況は、政府からの
支援等については減る方向ではないんではないかと思うんで、やっぱり本市の状況を十分に把握されて、適格な予算を組んで、市民の期待にこたえてもらいたいということを強く求めて質疑を終わります。
○
竹内光義議長 他にありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 なしと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。議題の各案は
委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 ご異議なしと認めます。よって
委員会付託を省略することに決定をいたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。まず、議案第159号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 押し忘れはありませんか。
投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第159号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第160号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第160号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第161号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第161号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第162号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第162号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第163号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第163号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第164号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第164号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第165号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第165号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第166号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第166号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第167号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第167号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第168号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第168号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第169号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第169号は原案のとおり可決をされました。 次に、議案第170号を採決いたします。お諮りします。本案の賛否について
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、議案第170号は原案のとおり可決をされました。
---------------------------------------
△日程第14 請願第2号
小規模企業振興条例の
早期制定を求める請願(
産業建設常任委員会委員長報告)
○
竹内光義議長 日程第14、請願第2号、
小規模企業振興条例の
早期制定を求める請願の件を議題といたします。
産業建設常任委員会委員長から、審査の経過並びに結果についての報告を求めます。
産業建設常任委員会、
門脇俊照委員長。 〔17番
門脇俊照議員 登壇〕
◆17番(
門脇俊照議員) 去る12月3日の第7回
定例会本会議で、
産業建設常任委員会に付託されました、請願第2号、
小規模企業振興条例の
早期制定を求める請願の
審査経過と結果について、
委員長報告を行います。この件について、12月8日、
産業建設常任委員会を開催し、審査を行いました。
請願者は、広島県庄原市新庄町131番地3、
庄原民主商工会、会長、
松浦久夫氏。
紹介議員は、
谷口隆明議員であります。 最初に、
紹介議員である
谷口議員から、説明を受けました。まず、この請願のもとになりました、ことしの6月の国会で成立いたしました
小規模企業振興基本法の趣旨、背景について説明がありました。
従業員20人以下、特に商業、
サービス業については、5人以下の小さな
企業者が地域の
ささえ手であり、そういった企業へ、国、地方自治体など、全体で支援していくものであること。企業の
成長発展のみならず、技術やノウハウの向上、安定的な雇用の
維持等を含む、
事業の
持続的発展を位置づけるものであることが説明されました。また、すでに
条例制定に取り組んでいる市町の紹介もありました。現在、本市にあります
中小企業振興条例は、
設備投資等への助成、つまり、ある程度の規模がある企業についてのものであって、その対象になっていない
零細企業にも光をあてるべく、国の
基本法に基づいて、本市の実情にあった
小規模企業振興条例を制定してほしいというものでありました 続いて、この制度の
担当部署である、商工観光課長の出席を求め、本請願に関係する国県の状況、本市の見解を求めました。
担当課長から、現在の本市にあります
中小企業振興条例で規定している3,000万円以上の設備投資では、国の
基本法でいうところの5名以下の企業は対象になりにくいことは認識している。現在、県では、国の動きを待っている状況である。本市としては、現行の
中小企業振興条例との関係も整理しながら、小規模企業への何らかの支援ができるように、新年度において条例の制定を考えていきたいとの説明がありました。それらの説明を受け、委員間で討議を行い、採決を行いました。 それでは、採決結果を報告いたします。請願第2号、
小規模企業振興条例の
早期制定を求める請願は、賛成全員で採択すべきものと決しました。採択の理由は、小規模企業は、地域に密着しており、まちづくりをも担っている。国の
小規模企業振興基本法の趣旨をふまえ、小規模企業への支援を、本市として、どう取り組むのかを規定した理念条例を制定すべきであること。つまり、これまでのような個別具体的な助成を考えるのではなく、まず、企業経営者、市民、行政、金融機関、学識経験者などを交えて、小規模企業の振興のあり方を検討することから始めていただきたい。その結果、企業が変わり、地域が変わっていくものと考え、この請願を採択するものであります。以上、
委員長報告といたします。
○
竹内光義議長 ただいまの
委員長報告に質疑があれば許します。ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 なしと認め、討論を終結いたします。 これより請願第2号を採決いたします。本請願に対する委員長の報告は、採択であります。お諮りします。委員長の報告のとおり決することの賛否について、
投票ボタンを押してください。 〔
投票〕
○
竹内光義議長 投票を終了いたします。
投票結果を報告します。
投票総数19人、賛成19人、反対0人。以上のとおり賛成が全員であります。よって、請願第2号は採択することに決定をいたしました。
---------------------------------------
△日程第15
所管事務調査の報告について(
教育民生常任委員会委員長報告)
○
竹内光義議長 日程第15、
所管事務調査の報告の件を議題といたします。 教育民生常任委員会委員長から、報告をしたい旨の申し出がありましたので、これを許します。林高正委員長。 〔11番 林高正議員 登壇〕
◆11番(林高正議員) 議長のお許しを得ましたので、教育民生常任委員会が所管した事務調査報告をさせていただきます。朗読により報告させていただきます。2点ございまして、まず1点目、学校におけるICT利活用教育の推進について。調査事項、学校におけるICT利活用教育の推進について。調査方法、佐賀県武雄市での現地視察。調査期間は平成26年10月21日。調査内容、はじめに、教育民生常任委員会では、平成26年10月21日、22日に実施した佐賀県武雄市のタブレット端末導入による反転授業と、指定管理を導入した武雄市図書館及び佐賀県伊万里市の市民が運営に深く関わっている伊万里市民図書館の行政視察を行った。今回の武雄市の視察では、樋渡市長が超過密なスケジュールでありながら、自ら
事業目的等を説明され、委員との質疑にも応じていただきました。現在、注目度ナンバーワンの武雄市で学んだこと、伊万里市民図書館で学んだことを、単に報告という形だけにとどめず、先進事例である両市の取り組みを、本市の教育・生涯学習活動に活かせるものは活かすべきとの各委員の強い思いから、報告書ではあるが、一部提言も含めて報告するものであります。学校におけるICT利活用教育の推進について、
マスコミ報道でもよく取り上げられているが、佐賀県武雄市では、市立小学校全11校に、タブレット端末を活用した反転授業が導入されている。反転授業とは、これまでの復習重視から予習重視に反転させた授業のことをいう。児童はあらかじめタブレットに取り込んだ教材動画を家庭で見て予習をし、授業では、分からなかったことを話し合ったり、教え合ったりして理解を深めている。武雄市では反転授業のことを、スマイル学習と呼んでおり、
担当課もスマイル学習課となっている。各委員の意見は、概ね、タブレットによる反転授業は近い将来、本市においても採用することになるのではないかというものであった。ただ、財政的な問題を指摘する声が多かったのも事実であるが、ICT教育を推進する文部科学省とすれば、今後、何らかの予算措置がなされるのではないかと考えられる。今回視察した武雄市では、花まる学習会という民間企業と連携して反転授業を導入していたが、授業の主導は公立学校の教師集団であり、花まる学習会の講師は助言を与える立場と明確に分けられていた。残念ながら教育現場を視察することができなかったが、ビデオでの説明を受ける限りでは、学習効果は高いと判断した。各委員からの主な意見として、現場の先生が中心となりながら、子どもたちの主体的な学びの取り組みに感動した。反転授業はタブレットの導入が前提であり、本市では財政的に厳しいのではないか。まずは、電子黒板の活用からスタートすべき。五感を使う学習や異年齢での学習による新しい学習の創造が期待できるが、家庭学習が進まないと、子ども間での格差が広がるのではないかと若干懸念する。花まる学習会のスタッフと公立学校の教師が協働できるかどうか心配であるが、タブレットによる反転授業は本市に導入する価値はある。委員会からの提言として、2点述べさせていただきます。市内の小学校の中からモデル校を選定し、早期に、タブレットによる反転授業の実証実験を実施することを提言する。現在、庄原小学校では大規模改修工事が行われているところであるが、校内にWi-Fi環境の計画はないと聞いている。タブレット導入云々は別としても、最低限のインフラ整備として、Wi-Fi環境を改修工事中に整備されることを強く要望する。 続いて、2点目の、図書館における指定管理者導入について。調査事項、図書館における指定管理者導入について。調査方法、佐賀県武雄市及び佐賀県伊万里市での現地視察。調査期間は平成26年10月21日から10月22日。調査内容、武雄市図書館。ただ管理していれば良いという指定管理者制度とは全く異なる指定管理が武雄市図書館にはあった。経費を減らしながら市民の満足度を上げることに成功した優良事例であることは間違いない。しかし、人を集めることができる魅力的なスペースではあるが、後ほど報告する伊万里市民図書館とは全く立ち位置の異なる、商業ベースの多目的図書館となっていた。テナントとして入店しているのは、スターバックスコーヒーとTSUTAYAであるが、コーヒーの香り漂う空間は癒しの空間となっており、音楽も流れる環境は、あらゆる階層の人たちが気兼ねなく訪れることを可能としていた。樋渡市長の強力なリーダーシップにより実現したカルチュア・コンビニエンス・クラブ蔦屋による指定管理であるが、まちづくりの中核施設の一つとも捉えられており、人を呼び込む施策の一環と思えた。委員会からの提言として、委員会としては、田園文化センター内に、小さな子どもから大人まで、リラックスできるカフェコーナー等の設置を提言する。続いて、伊万里市民図書館。武雄市図書館とは運営において、対極に位置する図書館が伊万里市民図書館であった。市立ではなく市民となっているのは、図書館構想が起きた時点から、市民が主役の図書館をつくることを基本コンセプトとされたことがある。それは、図書館フレンズいまりというボランティア組織が、基本計画・設計・建設・運営と20年間中心的に関わっており、子育て世代から
高齢者など、あらゆる階層が利用できる図書館となっていた。そして、市長は、指定管理の導入はしないと明言されており、図書館という施設を重要視している行政の姿勢が明確に示されていた。委員会からの提言として、伊万里市民図書館は市民ニーズに即しており、使い勝手がよいと感じた。本市に取り入れられるものは取り入れるべき。市民が憩えるカフェコーナー等の設置を、再度提言する。そして、市民ニーズを集約する仕組みをつくることを提言する。市民ニーズを集約する仕組みの図書館フレンズいまりについては、5ページ目にございますので、こちらも朗読させていただきます。図書館フレンズいまりは、1995年9月に発足しました。前身は、図書館づくりをすすめる会。設立目的は、図書館の活動に協力し提言することにより、伊万里市民図書館が市民のための図書館であり続けるよう守り育てることと謳ってあります。会員数は381人で、年会費は1,000円。入会資格は、市民図書館を愛する人、ただそれだけです。図書館フレンズいまりの活動は、図書館をよりよく理解するための活動。図書館を楽しむための企画。図書館ボランティアへの助成と支援。図書館を守り育てるための学習と図書館との話し合い。図書館グッズの販売。図書館ネットワークの充実に向けた取り組みの6点となっております。簡単ではございますが、
所管事務調査の報告とさせていただきます。
○
竹内光義議長 ただいまの報告に質疑があれば許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 八谷議員。
◆19番(
八谷文策議員) せっかくここまで報告を受けましたので、質問をいたします。委員会において、教育委員会を招集して、このことを検討されたのか。また、されたけれども、答えはなかったのか。また、この場で、委員長が答えられないのならば、できれば、
教育長または
教育指導課長に
お答えいただきたいと思いますが、このことをどのように検討していらっしゃるのかを
お答えいただきたいと思います。
○
竹内光義議長 答弁。林委員長。
◆11番(林高正議員) 今回ここで初めて報告したわけで、検討ということには実はなっておりません。ですから、一部提言も含めて報告させていただいたということですから、我々からボールは投げたわけですから、今度は、
教育長の判断を仰ぐということになろうかと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 八谷議員。
◆19番(
八谷文策議員) せっかくボールを投げたと私も受け取りましたので、こういう質問をさせていただきました。重ねてお願いいたします。もし、教育委員会に何らかのコメントがあればお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
竹内光義議長 八谷議員、あくまでも
委員長報告に対する質疑でありますので、
執行者の答弁はできない規則になっておりますので、ご理解いただきたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 八谷議員。
◆19番(
八谷文策議員) それでは、委員長に質問をいたします。委員長は今後そのように進めていただくことができるでしょうか。
お答えいただきたいと思います。
○
竹内光義議長 答弁。林委員長。
◆11番(林高正議員) この後に出てまいります閉会中の
継続審査項目に、図書館を図書も含めて、我々の方で調査するという活動を開始いたします。ですから、自動的に教育委員会と話し合いをしていくようになろうかと思っておりますので、そのようにご理解ください。
○
竹内光義議長 他にありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 なしと認め、質疑を終結いたします。教育民生常任委員会の
所管事務調査の報告を終わります。
---------------------------------------
△日程第16 閉会中の
継続審査について(
所管事務調査)
○
竹内光義議長 日程第16、閉会中の
継続審査の件を議題といたします。 各常任委員長から
所管事務調査につき、庄原市議会
会議規則第111条の規定により、
諸般報告書第4号へ記載しております申出書のとおり、閉会中の
継続審査の申し出があります。 お諮りします。これを各常任委員長の申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
竹内光義議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定をいたします。
---------------------------------------
○
竹内光義議長 以上で、今期
定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。これをもって本日の会議を閉じ、平成26年第7回
庄原市議会定例会を閉会いたします。ありがとうございました。 午前10時45分 閉会
--------------------------------------- 平成26年第7回庄原市議会 議決結果一覧(平成26年12月19日)種類番号分類事件名議決結果
投票総数投票数1234567891011121314151617181920賛成反対五島 誠政野 太
吉方明美近藤久子徳永泰臣福山権二
堀井秀昭坂本義明松浦 昇
横路政之林 高正
田中五郎岡村信吉赤木忠徳垣内秀孝竹内光義門脇俊照宇江田豊彦八谷文策谷口隆明議案159予算平成26年度庄原市
一般会計補正予算(第7号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案160予算平成26年度庄原市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案161予算平成26年度庄原市
国民健康保険特別会計(直診勘定)
補正予算(第1号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案162予算平成26年度庄原市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案163予算平成26年度庄原市
介護保険特別会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案164予算平成26年度庄原市
介護保険サービス事業特別会計補正予算(第1号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案165予算平成26年度庄原市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案166予算平成26年度庄原市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案167予算平成26年度庄原市
浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案168予算平成26年度庄原市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案169予算平成26年度庄原市
水道事業会計補正予算(第2号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯議案170予算平成26年度庄原市
国民健康保険病院事業会計補正予算(第1号)原案可決19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯請願2一般
小規模企業振興条例の
早期制定を求める請願採択19190◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯議長◯◯◯◯〔表示例〕 ◯・・・賛成 ×・・・反対 欠・・・欠席 議長・・・議長職(通常は採決に加わらない) 棄権・・・棄 除斥・・・除 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 庄原市議会議長
竹内光義 庄原
市議会議員 宇江田豊彦 庄原
市議会議員 八谷文策...